入室希望者へ

 大学とは学問をするところです。時代が変わっても社会が変化しても、そのことは不動です。
私(高槻)は麻布大学に来て1年間、授業や研究活動を通じて徐々に学生の考え方やふるまいがわかるようになりました。
総じていえば、盛りだくさんの授業に食傷気味で、自分から進んで勉強するにはエネルギーが残っていないのではないかと思います。
その原因の大きな部分は大学の教育の在り方にあるようですが、しかし学生諸君の自覚も足りないように思います。研究することはおもしろいことであり、いやいやするものではありません。
入学したときは、動物学を学びたいという純粋な情熱をもっていたはずです。その初心に戻り、能動的な勉強をする気概を持って欲しいと思います。

野生動物学研究室に入室を希望する人は、動物に対して思いやりがもてること、自然に謙虚であること、社会人として正しいマナーで行動できること、学生の本分である学問に真剣に立ち向かうこと、そのための努力をいとわないことといった条件を満たしている必要があります。
そこまでの覚悟の出来た人であれば、充実した学生生活を送ることを約束して、歓迎します。

 

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