<動物応用科学科4年>
須藤 哲平
卒論の研究テーマは宮城県金華山島におけるニホンジカの間接効果です。
近年、シカは日本各地で高密度化し、植生への被害が問題となっています。
一方で、これらの植生改変は動物相の組成にもインパクトを与えます。
私はこれらの現象を主に昆虫相に着目して調べています。
また、もう一つのテーマとして南アルプス高山帯におけるキツネとテンの食性解明にも取り組んでいます。
南アルプスの高山帯にはライチョウが生息していますが、彼らが近年、高山帯に侵入してきた食肉目に捕食されているということが懸念されています。
そこで、高山帯でキツネやテンが何を食物資源としているのかを解明し、ライチョウの保護にも繋げたいと考えています。
金華山島のシカ
金華山島「鹿山」
南アルプス稜線